《月架、ご飯は?》


「いらない・・・」


あたしはただ毎日ぼーっとして過ごしていた。


何もしたくなくて、世界を見上げて泣きそうになって。


わがままだと思うけど、もう一度あの綺麗な碧眼が見てみたくて。


明日はクリスマスだっていうのに。


もう、陽汰と行事を祝う気力なんて、ない。


神様が本当にいるのなら、聞いてみたい。



どうしてあたしばかり、こんな目に遭わなきゃいけないんですかって。