「えっ、もしかして泣いてる!?」 陽汰が泣き出してしまった。 書くことが多すぎて、ここまで絞ったんだよ? こんな手抜きみたいな文でも伝わったってことなのかな。 優しい子だな、陽汰は。 陽太の顔を見てたら、違和感に気づいた。 色が、無い。 陽汰の、碧色がない。 うそ、でしょ。 だって、何もなかったじゃん。 頭痛も、目の痛みもなかった。 なのに、どうして? あたしはパニック。 あたしの異変に気づいた陽汰が背中をさすってくれる。