君に恋する3秒前。



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「おいしかったねー!」


陽汰もこくり、と頷いた。


あたしが皿を片付けようとしたところ、陽汰も慌ててたつ。


皿を指差してジェスチャーをしてくる。


・・・なに?


手伝う、って言ってるの?


「ありがと。でも、今日の主役なんだから座ってて!」


拗ねた顔で渋々席についた陽汰。


主役に手伝わせるわけないでしょ。