好きって言ってほしいのは、嘘つきな君だった。




上がってすぐ右手のドアを開ければ、見慣れた部屋があった。



白とピンクがメインの、シンプル且つ女の子らしい舞の部屋。


あの舞が、と初めて来た時に可笑しくて笑ったことが今でも懐かしい。




「お待たせー…って、めっちゃ寛いでるね」

「おう。お前の部屋居心地いいし」

「そりゃどーも」



ベッドによし掛かるようにして床に座っている俺。


舞も舞で、そんな俺に呆れ笑いながら持って来てくれたお茶の入ったコップを目の前のテーブルに置いた。




舞の部屋には、小さなテレビが置いてある。


このテレビを一緒に見たのももう何回だったか覚えていないくらい。