「永遠君、直美なんかじゃなくて私にしなさいよ。
自分勝手な直美なんかより」


確かにそうかもしんねんが俺は、心底あいつの事が好きやねん。


あいつの自分勝手なら許せるねんけど、


他の奴なら許せねぇ。


あいつの事、守れるのは、俺しかいねぇと思うねん。

あいつの傍に居られたら幸せやと思うねん。


「濡れてるじゃないの。
はい、貸してあげるから、拭いたら」


ちょっとフリフリのレースのハンカチを俺に渡そうとするきららさん。



きららさんの真心だと思うねんけど


レースのハンカチで拭くのは恥ずいから

「ええわ。
俺、ハンカチ持っとるし気持ちだけうけとっとくわ。
俺の気持ちは、変わらへん。
誰に何と言われてもな」


きららさんは、大きな瞳でぎゅっと見つめて


どきっとしてんけどすんげぇ恐怖感が感じるねん。


普通やったら落ちそうな滴顔で見られたらどきっとして惚れさせるやろうなぁ。