好きやねん(押さえられへん思い)



睨み付ける表情できららさんは、



「本当に最低。
嫌がる神経が分からないわ」



バタバタと走って言い残しきららさんは、去ってん。

俺は、おかしいくねぇ。


嫌やから本人の前に拭いたんやんけ。



好きじゃねぇ奴にキスされるのは、うざい。



気持ち悪いなんて思ってもみいひんかってん。



缶コーヒーは、暖かみは、消えていってん。



去ったきららさんをよそ見に俺は、立ち上がって



「はぁぁ、本間に最悪」


濁らして俺は、呟いた。




白い息がふんわり浮かんでる。