好きやねん(押さえられへん思い)



「ごめん、待ったぁ。
えへ」

俺と隼人の前に現れた菜穂さんは、あいつにどことなく似てるねん。

姉妹と聞いたからもしれへんが、『えへ』って、軽く傾げて言うねん。

隼人の隣に座ってから

「永遠君よね。
私、菜穂。
宜しくね。
隼人の話だと直美ちゃんの事、好きなんだよね。
告白した女性、皆、振っただって。
信じられない。
何で、直美ちゃんなの。
どうしても気になるの」


俺に質問してくる菜穂さん。

何でって、聞かれても知らねぇ。

頭で好きになるんじゃねぇ。

心の奥でするもんや。


座って直ぐに質問するから、早ぇなぁ。


質問するりゃええが、俺に喋らす隙がねぇなぁって感じてしまうねん。