沈黙が流れてん。 汗を掻いたジュースに冷えきったバーガーが物語るように 話を逸らされたように感じてんけど 「そっか、隼人が父親か。 ええ父親になるんちゃうか。 奥さん、今度、紹介してくれへん。 隼人が惚れた女性、きになるやんけ」 俺は、隼人を学校辞めるなんて言えねぇ。 『おめでとう』って、言いたいが大変さが分かるような気がして言えねぇ。 ただ、父親になるって、言うときの隼人は、輝いて見えるねん。 心底、嬉しいやんと思いながらあいつとの子が欲しいとこの時ばかり思ってしもうてん。