「ありがとうございます。お孫さん確か優衣(ゆい)さんですよね。私が何度見ても確認出来なかったミスを見つけるなんて、しかも高校生で。優秀でいらっしゃるんですね」
「まあ確かに賢い子だ。それより優衣は真矢さんが大好きでな。旅行の話になると、真矢さんと計画立てたいと言い出すんじゃよ。
今回も真矢さんと立てた計画表と見積書を穴が開くほど見ていたから気が付いたのじゃろぅ。ミスはミスだが、こうやって解決に導けるのも真矢さんの人間性と実力じゃないのかな?
優衣にも君のように人と繋がっている生き方をして欲しいんじゃ。今後とも頼むよ」
荒井はやさしい笑顔で真矢を見た。
「とんでもない。私なんて人に助けてもらってばっかりで、何も出来ていないんです。本当にすみません……」
真矢の目から涙が毀れ出た。
「そんな訳で、よいかな?」
荒井は大輔を見た。
「本当に申し訳ありませんでした。私の責任です」
大輔は深々頭を下げ、新しい見積書を出した。
「優衣に渡しておくよ」
荒井は見積書を確認して、深くうなずいた。
「まあ確かに賢い子だ。それより優衣は真矢さんが大好きでな。旅行の話になると、真矢さんと計画立てたいと言い出すんじゃよ。
今回も真矢さんと立てた計画表と見積書を穴が開くほど見ていたから気が付いたのじゃろぅ。ミスはミスだが、こうやって解決に導けるのも真矢さんの人間性と実力じゃないのかな?
優衣にも君のように人と繋がっている生き方をして欲しいんじゃ。今後とも頼むよ」
荒井はやさしい笑顔で真矢を見た。
「とんでもない。私なんて人に助けてもらってばっかりで、何も出来ていないんです。本当にすみません……」
真矢の目から涙が毀れ出た。
「そんな訳で、よいかな?」
荒井は大輔を見た。
「本当に申し訳ありませんでした。私の責任です」
大輔は深々頭を下げ、新しい見積書を出した。
「優衣に渡しておくよ」
荒井は見積書を確認して、深くうなずいた。


