それからしばらくして
父さんが部屋に入ってきた。

「どっか食べに行くぞ」

と 父さんと母さんと俺で車に乗って

ファミレスに行った。


きっと父さんなりに気をつかってくれたのだろう。



ファミレスに着き、メニューを選ぶ。


「…朝陽何食べたい?」

と微笑む母さんに俺は真っ先に答える。

君ならきっと

真っ先にこう答えるだろうから


『 蒼…何食べたい?』





「「 ハンバーグ がいい 」」




夢の中での 君との 大切な思い出を

俺は ずっと忘れない



君が優しい嘘をつく日

END