先生、普通にお仕事か…

せめて、お土産、買ってきたいな。


「先生、抹茶とかすきですか?」


「...ん?」

「ていうか甘いもの食べられますか?」


「ちょっと待ってろって」

「あ、はい」


つい。
ひさしぶりの先生が嬉しくて、

わたしはいつの間にか先生に質問攻めしていた。


申し訳ないのと恥ずかしいのでバッグの中を探すふりをする。


あ。


バッグの中で、さっき優希ちゃんたちと食べたお菓子が散らかってしまって。


あわてて片づけていると、

パタン、と先生がノートパソコンを閉じた。