『新影~、新影です。お降りの際は足下に注意をして下さい』



貴方は肩に担いでいた鞄をずり落ちないようにもう一度担ぎ直し、開いたドアに向かって歩を進めた。


…此処で降りるんだ


私はラッシュと共に消えていく貴方の後ろ姿をずっと見つめていた。





…貴方にこの想いを伝えたかったから