あたしは、日高 夏。

年齢、24歳。

風俗経験、5.6年。

1回この業界をやめて、また戻ってきた。

あの頃みたいに、自分の居場所を求めに。

こんなあたしを、夜の街に光るネオンは

前と同じで、受け入れてくれた。

そして、ある1匹狼の王子にあわせてくれた。

「おはよう!銀ちゃん」

「おはよう。ちょっと待ってて」

「うん!」

あたしは、いつものように仕事終わりに会いに行った。

大好きな、王子に。