翔君は、目を合わせてくれない。 「大丈夫だよ。翔君、照れてるだけだし。」 遥希君は、そう言ってくれるけど… いつにも増して、ツンツンしてる……。 「……俺、もう帰る。汐里行くぞ。」 「…えぇ⁈……遥希君、ごめん!」 手を掴まれて、外に引きずられるように連れ出される。 「……遥希でいいよ〜。お疲れ!鍵はやっとくから安心して!」