翌日、琴乃はウキウキしながら登校した

しかし、いつもの様に、姫花達は仕事で誰も登校しておらず、そのまま3日が過ぎていった

「琴乃・・ アレどうしたの?」

あの日、一緒にいた友達が遠慮がちに聞いてきた

「アレって?」

琴乃は何のことかわかっていたのだが、あえて聞いてみた

「・・・・写メだよ? 香山さんに見せたの?」

「・・・まだだよ? だって、お仕事が忙しくて学校来てないじゃない? だから、本人に直接見せるのはやめたの」

と琴乃は満面の笑みで微笑んだ

「え? どういう事?」

「・・・大倉学のスキャンダルってもう少し高くつくと思ったんだけどさ~ やっぱ、浮気じゃ駄目ね 不倫ぐらいじゃないとさ~」と琴乃は笑った

「・・・売ったの?」

友達の顔は引きつっていた

「しょうがないじゃない? 私をバカにしたんだから」

「そう・・・」

友達は、琴乃の顔を寂しげに見つめ、そのまま教室を出て行ったが、琴乃は気に止めることもなかった