「ん~ そうかな~ でも、ヒナが連れて行ってくれるなら、行きたい!!」
と姫花は日向の肩から顔をあげて笑った
「姫花が行きたいなら、どこへでもお供いたします」
と日向は笑っていった
そんな日向の言葉に姫花は、とても幸せを感じていた
「あっ、日本のお祭りでは浴衣をきるらしいよ? キャサリンに頼んでおいたから、行っておいで? お祭りが始まるのは、夕方からだからね」
「うん、 わかった」
姫花はキャサリンのスパへ向い、浴衣を着付けてもらい、ついでに、髪とメイクまでしてもらい、家に戻ってきたのは7時をまわっていたのだった
「ヒナ~ ごめ~ん!!」
姫花があわててリビングに入っていくと、ガクとりんもいた
「姫花~ 超かわいい!! っていうか色っぽい~」
姫花の浴衣姿をみたりんは興奮した様子で叫んでいる
「お~ やっぱ、いいな~ 浴衣は~」
とガクも姫花をみて、ニコニコ顔だ
「・・・・」
日向だけは、何も言わずにただ、姫花を見ていた
「・・ヒナ? どう?」
着物は着た事があった姫花だが、浴衣を着たことがなかった
「・・ん~ いいんじゃない?」
とやけに冷たい日向
「・・おいおい、もう少しなんかあるんじゃねぇの?」
そんな日向の反応にガクがつっかかる