「あ~ あれだ… みんなも咲の誕生日祝いたいってうるせぇんだよ だけど、咲がこの世に生まれた記念日はどうしても、2人っきりで過ごしたかったんだ… だからあいつらにはAQUAで食い放題・飲み放題で勘弁してもらった!」

二ヤッと笑う大吾

「それって、スゴいことになるんじゃ…」

絶対遠慮なんかしそうにないメンバーが単価の高いAQUAで食い放題・飲み放題なんて、想像したくない

「あ~ ぶっちゃけ、請求書が送られてくるの恐ろしい~」

大吾はおちゃらけて言うが、咲にしてみれば、笑えない

「大ちゃん! そんな大丈夫? このドレスだって、結構したでしょ…」

咲は不安げに大吾を覗きこんだ