「なに恥ずかしがってんの?もしかしてひとりごと?」


私がコクンとうなずけば莉夢が「ひとりごとだって杏里!きゃー!!」と興奮し、杏里ちゃんを叩いていた。


(痛そう...ってかどこにそんな興奮ポイントがあるのだろう..)



「イタイよ莉夢。わかった、わかったから」


「あー!杏里!そういえば自己紹介!!さぁ、はやく!」


莉夢は杏里ちゃんのはなしをまったく聞いちゃいない。


杏里ちゃんも慣れているのか「あー、はいはい」と言って私に自己紹介をしてくれた。