「あんた、面白いね!!」



予想もしていなかった言葉に思わず勢いよく顔を上げた。


「ちょっと莉夢!唐突すぎるよ!!」


そう言ったのは私の机の上に手を置いていないほうの女の子。


(莉夢...?この子、莉夢ちゃんっていうのかな?)


それにしてもなぜ私は面白いと言われたのだろう...。


私のキョトンと顔でなにかを察したのか、莉夢ちゃん(?)が説明しはじめた。


「あんたさ、きのうの自己紹介のときなんて言ったか覚えてる?」


「いや、まったく」


(あの放心状態だったときか。え。なんて言ったんだろう)


すると莉夢ちゃんは明らかに笑いを堪えながらこう言った。