「町田様!春くんの状態が急変いたしました。すぐにお戻りください」 「春....春!」 いやだ。いやだよ。 私は一目散に春がいる病室へと急いだ。 ....でも、遅かった。 「19時15分、ご臨終です」 私が見た光景は、春に向かって頭を下げている医師の姿だった。 うそだよね....うそだっていってよ、ねぇ!