「弥生先生!」 私は弥生先生に抱き付いた。 私に 居場所 をくれた弥生先生。 ここにいていいんだって思わせてくれた弥生先生。 弥生先生の腕の中は本当に暖かかった。 その温もりは夢で感じたものそのものだった。 言いたいことはたくさんあるけれど、今はただ弥生先生の腕の中で子どものように泣きじゃくった。 「覚えててくれてありがとう」 弥生先生も私を抱き締め返してくれた。 数年の時を経て、弥生先生と私は再び出会った____。