莉夢の質問には答えずに、私に話しかけてきた。 「私のこと、覚えてない....よね?」 私は質問には答えず、静かに首を傾けた。 「やっぱり、そうよね。私が「忘れたほうがいい」って言ったんだもんね」 そう言われた瞬間、私の脳裏になにかがフラッシュバックしてきた。 そう、昨夜見た 夢 だ。 まさか...。もしかして...いや、そんなはずはない。 でも....。 「や、弥生...先生....?」