ペンダント~夢からわかる過去の真実~






そうは思っても口には出さず、私は真面目に返答をした。


「だって悠真言ったよね? どうせ遅刻する事実は変わらないなら って。それ私が思ったことと一語一句同じなんだけど」


そう言った瞬間「しまった」という顔をした。

その顔、さっきもしてたよね。



でもその反応から私の心を見透かした証拠になった。


とはいっても実に信じがたい。



今のこのご時世、『心を見透かす』なんてことができるのだろうか___。