ペンダント~夢からわかる過去の真実~







(本当に思っているのかな)


「本当に思ってるけど?」


蓬田さんがいきなり言葉を発した。


それは私が思ったことの返事をしてくれているようだった。


「私....いま声に出てましたか?」


蓬田さんは一瞬焦った顔をしていたけれど


「さぁな」


と言って踵を返し、改札へと向かって歩き出した。



蓬田さんって....エスパー?


そう聞こうとしたけれど、もうスタスタと行ってしまっていた。