「オイっ柚姫!」 不意に後ろから聞こえてきた男の子らしき声。 …この声は――… 「斗真かっ!」 くるっと勢いよく振り返る。 「…だったらなんだよ」 「いや、何も…」 何となく、少し前の行動が恥ずかしくなり、あらたまってしまう。 「おはよー柚姫」 斗真の後ろからひょこっと出てきたのは、 「枢?おはよっ!あ。斗真も」 「はよ」 無愛想に言う斗真。