学校が始まる...
学校なんて行ける気力すらなくなっていた。
野崎兄ちゃんが私の隣に来た。

弘「おい...。大丈夫かよ...。って大丈夫じゃないよな...。俺も信じらんねぇし...。辛いし、いっそ、死んで崎野ところ行きてぇよ...。」
野崎兄ちゃんがこんな弱音を吐くところはじめて見た。

紗「そうだよね...。私も崎野兄ちゃんのところ行きたいよ...。でも、行ったら行ったで、『なんでお前ら俺を追って来たんだよ。バッカじゃねぇの?w俺より命あるんだから俺の分まで生きて欲しかったな。でも、会いに来てくれてありがとう。』って言うだろうな...。」

弘「うん。あいつなら言いそう。でも、俺は崎野のお墓へ行く。
お前はどうする?」

紗「私も行くよ。」

弘「んじゃ。今から行くかー!」

紗「うん!」

私たちは、崎野兄ちゃんがいる所に向かった。

これでもう、悲しまなくて済むんだ。