私と先生が付き合うことになった。

夢みたいな出来事だった。

ずっと私は先生のことが好きだったからーーー




「先生、あしたお母さんが帰ってくるの」



私は夕ご飯の準備をしながら、リビングにいる先生に声をかける。



「おぉ、じゃあ明日は一緒に寝れないね」


「寂しいな」


「素直だな、遥香ちゃんのそういうとこ、好きだよ」



先生は最近、よくかわいいと言ってくれるようになった。

その都度私の胸は、はち切れそうなくらい愛に溢れて困るのだが。




幸せな悩みだなぁ




私は思わず顔が綻ぶ。



先生と一緒に寝られるのも今日を過ぎれば当分先になりそうだ。

寝るといっても、やましいことなんて何もせず、ただ単に隣にいてもらってるだけなんだけど。