あたふたする私をよそに、スっと横に立ち、戸棚のフライパンを取り出す先生。 「なっ…」 落ち着きが戻らない。 「…遥香ちゃん。よそ見しないの。包丁使ってるんだから危ないだろ」 そう言うと先生は私の後ろに回り込み、スっと手を出してきた。 え、え、えーーーー!?!?!? トマトを切る私の手に先生の手が覆いかぶさった。