最初は、優しさに溢れていたが、そのうち乱暴になってくる。
自分自身に合わせてほしい気持ちになってくる。
我が儘な性格になってくる。相手に合わせない。自分中心のメールになる。
京子は、もう自分のものだと思い込んでいる。

―どこ、いっていたんだ？ー

―仕事だよー

―本当か？　彼氏にあっているとか？ー

―彼氏、なんていないよ。好きなのは祐一だけだからー

祐一も単純で「愛している」などの言葉を聞くとすぐに安心した。

―俺も好き　愛しているからー

近場ならすぐに飛んでいきたかった。

―声が聞きたい　電話したいよ　電話番号教えてー

少しメールは、遅れてきた。

―逢ってからでないと、電話番号は教えられないー