友達なんてできるわけがなかった。
女の子は次々グループを作っていく。



そもそもなぜグループを作りたがるのだろう。
お互いの機嫌を取りながら、一歩間違えばはみられてしまうのに。



私はどこのグループにも入らなかった。
いや、入れなかった。




ひとりで本を読み、
ひとりで一輪車の練習をし、
ひとりで休み時間を過ごしていた。



小学二年生まで、周りも純粋な子供だった。



私が一人でも誰も何も言わない。
みんな、自分が楽しければそれでいいという考えの元生活していた。