きみは風のようだった





「俺らの名前にはそれぞれ、俺は桜、そらは来」





「そして2人に入ってる爽」





「桜が来る。つまり桜が訪れるような、世界を明るく照らしていけるように。っていう意味をこめてつけたらしい。」





明るく照らしていけるように、かぁ…。





「爽桜にはぴったりだね」







「そんなことない。そら…俺にとってそらは世界で一番大切な人。」





「うん…。」





「俺ね、そらの親と約束してたんだ。」






「約束…??」





なんのことだろう?





「そらになにがあっても、俺が守るって。」