きみは風のようだった




小学校3年生のとき全国で2位をとれた。






とても嬉しかった。






しかも仲のいい佳笑とワンツーフィニッシュ出来て、本当に幸せだった。






でも、学年が上がるにつれて悔しくて仕方なかった。






佳笑よりもずっとずっと練習して、





走って、トレーニングを重ねて、




自分のどこが悪いのか考えて、改善して、





ずっとずっと頑張ってるのに、






どう頑張っても佳笑には勝てなかった。