俺がそれ以上何も言わなくなったのが不思議に思ったのか、そらは俺の名前を呼んだ。 「ん?」 「もし、爽桜がいやになったら、私から離れてっていいからね。」 「私、病気酷くなるだろうし、爽桜に迷惑かけちゃう。だからね…」 どうしてそんなこと言うんだろう。 俺が嫌になるわけないのに。 嫌になるなら日本にまで来ない。