「道、教えてくんね?」
それはどこかいつもとは違う、緊張しているような口調だった。
なんのことかはすぐに分かった。
それから私は、時間が経つのも忘れて堂本くんと喋っていた。
色々話しているうちに、堂本くんのことが少しだけ分かってきた。
スイーツのお店をよく知っていて(たぶん私より知っている)、行ったことがあるところも多い(たぶん私より多く行っている)。
見かけによらず甘いもの好きで、一番好きなのはチョコレートものなんだとか。
「え?あそこのお店行ったことあるの!?」
「まぁな。旅行行ったときに、たまたまその店の近くまで来てたから」
「え~いいなぁ。私も行きたいなぁ」



