遠くで響いた声が誰だか、すぐに分かった。
その瞬間、さっきまで下駄箱のところにいた人物がいなくなっていることに気づき、私はハッとする。
堂本、くん?
「なんで、こんなところにいるんだよ。それに、その体……」
言われてみてやっと、私は気づいた。
体が透けている。地面に座っている、その感覚も薄れていた。
確か前も、気持ちが不安定になっていた時に、体が透けてきたんだっけ。
じゃあ、今の私は……不安、なのだろうか。
「……っ、う……」
ポタリと涙がこぼれる。
分かんない……
もう、分かんないよ。
その瞬間、さっきまで下駄箱のところにいた人物がいなくなっていることに気づき、私はハッとする。
堂本、くん?
「なんで、こんなところにいるんだよ。それに、その体……」
言われてみてやっと、私は気づいた。
体が透けている。地面に座っている、その感覚も薄れていた。
確か前も、気持ちが不安定になっていた時に、体が透けてきたんだっけ。
じゃあ、今の私は……不安、なのだろうか。
「……っ、う……」
ポタリと涙がこぼれる。
分かんない……
もう、分かんないよ。



