優しい魔女は嘘をつく


でも、反応してくれない時があったのも、よく考えれば私が″こんな体″だったからなんだ。



じゃあ今度からは、もう少し控えめに行動するとしよう。



ふう、と私が一つ息をついてから歩き出すと、堂本くんも同じように歩き出した。





「逆に……お前は、どうなんだよ」



「え?」




階段を下りている途中、堂本くんが聞いてきた。





「……俺なんかと……喋って、楽しいか?」





堂本くんがまさか、そんなことを考えていたなんて思わなかったから、私は思わず笑ってしまった。



いつも自分があんな態度をとっているから、嫌われていると思っているのだろうか。



私が今まで、嫌々で接していたと思っているのだろうか。




そんなこと、ないよ。