と。

「蒲公英、食い切れないのか?」

ティーダは彼女の手から焼きそばパンを取る。

「残りは俺が食ってやるよ」

まぐまぐと、これも美味そうに頬張るティーダ。

(私の食べかけなんだけど…)

顔を赤くして、上目遣いにティーダを見る蒲公英。

ルナがこっそり耳打ちする。

「ティーダと間接キス…」

「~~~~っっ」

意識してしまったのか、蒲公英がルナをポカポカと叩き、ルナはごめんごめんと笑う。