「……」
愕然とする。
ならば、どんなに凄い技を使っても無意味という事か。
剣術ならば、剣を振り下ろした後の時間に、精霊術なら召喚した後の時間に移動しているという事。
技が終わった時間には、最早技の効果はない。
「分かりますか?時間操作こそ最強なんです。秒単位ならこの程度の威力ですが、年単位で移動すれば、それこそ歴史そのものも変える事が出来る。事が起きる前の時代ならば悲劇も起きず、僕は悲劇の要因だけを摘み取ってやればいい。歴史に、全ての悲劇はなくなってしまう」
高説をのたまうルカの声も、ティーダの耳には届かない。
確かに最強だ。
技そのものがなかった事にされてしまうのだ。
どうやって倒せというのか。
愕然とする。
ならば、どんなに凄い技を使っても無意味という事か。
剣術ならば、剣を振り下ろした後の時間に、精霊術なら召喚した後の時間に移動しているという事。
技が終わった時間には、最早技の効果はない。
「分かりますか?時間操作こそ最強なんです。秒単位ならこの程度の威力ですが、年単位で移動すれば、それこそ歴史そのものも変える事が出来る。事が起きる前の時代ならば悲劇も起きず、僕は悲劇の要因だけを摘み取ってやればいい。歴史に、全ての悲劇はなくなってしまう」
高説をのたまうルカの声も、ティーダの耳には届かない。
確かに最強だ。
技そのものがなかった事にされてしまうのだ。
どうやって倒せというのか。


