天神学園の奇妙な案件

「この野郎!」

ティーダは魔力を束ねる。

準決勝に続き決勝。

女王召喚を乱発し過ぎだが、出し惜しみは出来ない。

「もう一度奥義ですか?いいですよ」

ルカは不敵に微笑んだ。

「詠唱はゆっくりでも構いませんよ。待っててあげますから」

「っ!」

その余裕が癇に障る。

必ずぶち当ててやる!

「ロイエ・グィーネ!」

略式女王召喚!

激しい魔力の消費と共に、ティーダの背後に風の女王が顕現する。

その風の加護を得て、ティーダは超速の振り下ろし!