想像の中で龍太郎と戦う時、すずのフィニッシュホールドは、いつもこのフランケンシュタイナーだった。
猪突猛進な戦い方を得意としていたらしい龍太郎には、こういう一瞬の隙を突いて相手を押さえ込むクイック技が効果的だと思っていた。
何度も繰り返し思い描いては、実現する事はないだろうと思っていたフィニッシュホールド。
「無駄に終わると思いつつ…思い描いていてよかったの」
息を弾ませるすず。
…だが、この想像には続きがある。
丹下 龍太郎は、天神学園の伝説に残る男だ。
きっとすずの想像を絶するだろう。
この上なく完璧に決まったフランケンシュタイナー。
それでも。
「…龍太郎じいさんは…立ち上がっちまうんだよなあ…」
額から血を流し、龍一郎は立ち上がった。
猪突猛進な戦い方を得意としていたらしい龍太郎には、こういう一瞬の隙を突いて相手を押さえ込むクイック技が効果的だと思っていた。
何度も繰り返し思い描いては、実現する事はないだろうと思っていたフィニッシュホールド。
「無駄に終わると思いつつ…思い描いていてよかったの」
息を弾ませるすず。
…だが、この想像には続きがある。
丹下 龍太郎は、天神学園の伝説に残る男だ。
きっとすずの想像を絶するだろう。
この上なく完璧に決まったフランケンシュタイナー。
それでも。
「…龍太郎じいさんは…立ち上がっちまうんだよなあ…」
額から血を流し、龍一郎は立ち上がった。


