天神学園の奇妙な案件

「生意気」

プクッと頬を膨らませるルナ。

「私の方がお姉さんのつもりだったのに、私にお説教…?」

「え、いや、そんなつもりはないけど…」

参ったなとばかりに、頭を掻くティーダ。

だが戦闘に関しては、ティーダの方が一枚上手のようだ。

実力ではなく、心構えという意味で。

「俺達グリフィノーは、いつだって護る為に戦ってきたから。負けちゃあいけない戦いばかりだったから」

「護る為…」

領土拡大の為、侵略の為、欲求を満たす為。

吸血鬼であるツェペリの戦闘とは、我欲を満たすものが多い。

父ヴラドなどは特にそうだ。

護る為の戦いなど、過去に何度あった事か。

その差が、ティーダとルナの戦闘の差なのだ。