天神学園の奇妙な案件

「言いてぇ事は言ったか、小僧」

ゆっくりと歩を進める龍一郎。

一歩も道を譲る気はない。

あくまで立ちはだかろうとしていたルカだが。

「   退   け    」

「っっっっっっ…!」

その息苦しくなるような圧力に押され、思わず通路を譲ってしまう。

ルカには目もくれず、通路を歩いて行く龍一郎。

振り向きもしない。

今大会最大の敵になるであろうルカに対し、一瞥さえしない。