天神学園の奇妙な案件

だが。

『そう思うか?』

言ったのは禿鷲だった。

『ならば教えてやる、小僧。神というのは残酷だ。しかし同時に傲慢でもある。だから俺は神なんぞという輩はいけ好かんのだがな』

「…何が言いたいんですか?」

『神は、乗り越えられん試練は与えんという事さ』

禿鷲はほくそ笑むように言った。

『一見過酷に見える試練でも、神はその者の力量ギリギリを見極め、乗り越えられる障害を置く。ルカ、貴様にとってこの組み合わせが追い風に見えるというのならば』

禿鷲の口角がつり上がるのが、目に浮かぶようだった。

『貴様には、龍一郎のように試練を乗り越える力量などないという事だ』