天神学園の奇妙な案件

対戦カードが発表された後、一旦各選手は控室へと戻っていく。

険しい表情で、通路を歩く龍一郎。

その前に。

「!」

ルカが待っていた。

相変わらず隠れた前髪。

しかしその口元は、綻んでいる。

「運命は…いえ、歴史は僕に味方しているようですね」

ルカは言う。

龍一郎やすずにとって、過酷な試合。

対するルカにとっては追い風だ。

それは即ち、歴史改変を行ったルカの行為に対し、味方しているようにも思えた。