天神学園の奇妙な案件

「ティーダっち、何か飲む?スムージーとか紅茶とかあるよ?」

「いや、いい」

「じゃあ果物食べる?バナナとか、すぐエネルギーになるっていうし」

「大丈夫」

「だ、だったらマッサージとかしてあげよっか?体をほぐした方が…」

「蒲公英」

ティーダは苦笑いしながら、手入れしていたユースティティアを鞘に納めた。

「大丈夫だって。何でお前の方が緊張してんだよ?」

「だってぇ~」

困ったような顔をして地団駄を踏む蒲公英。

「緊張するよぉ、兄ちゃんやルナっちやティーダっちやすず先生が喧嘩するんだよぉ」

「喧嘩じゃねぇよ、腕比べだよ」

「でも兄ちゃんとか馬鹿だから、本気で殴ったりするよ?」

「本気じゃないと困る」

「じゃあ喧嘩じゃんんんんん」

蒲公英にとっては、本気の殴り合いイコール喧嘩のようだ。

「別に仲が悪くて殴り合いする訳じゃないよ」

ティーダはスッと立ち上がった。

「認め合ってるから、本気でやりたいんだ」