この話を、後に野菊はこう語る。

「嘘でも冗談でもないもん!シン君だって私とチューしてから、凄く強くなったし精霊術も上手になったもん!シオンだってリプニーちんとラブラブになったから麺大盛り出来るようになったんだよ!絶対そうだよ!」

メメントモリな。

いやでもね、それは多分関係ないと思うんだよ。

チューとの密接な関係はなくてさ、本人の思い込みとかやる気が関係してるとお「頼むよ、蒲公英!」

まさにその思い込み。

邪悪なスペシャルハレンチ、ノギクおばあちゃんに誑かされたいたいけな少年ティーダは、これまたいたいけな少女蒲公英に頼み込む。

「え、え…えぇえぇえ~…」

頬に手を当て、真っ赤な顔をして困惑頻り。

蒲公英はオロオロと右往左往。