「なら、場所を変えますか?どこでもいいですよ。龍一郎さんの好きな場所を選んで下さい」

「だったらお言葉に甘えて…時間も指定させてもらえるか」

ルカの言葉に、龍一郎はある提案をした。

「タイマントーナメントだ」

「……!」

龍一郎の口から出た言葉に、ルカは微かに驚く。

天神学園の関係者なら、その一言で全ては通じるだろう。

「俺の責任で1か月後に、この時代でタイマントーナメントを開催させる。そこで白黒はっきりさせようや。お前が優勝したら、お前の思う通り好きにしろ。歴史改変でも、世界の修正でもやりてぇようにやりゃあいい。だが、俺が優勝したら…」

ミシリと拳を握り締める龍一郎。

「負けた奴は勝った奴に絶対服従だ。テメェが歴史改変した見廻組襲撃も東郷の乱も、責任持って修正して来い。時間操作が使えるんだ、出来ねぇ事はねぇだろ」