天神学園の奇妙な案件

狼狽するルカ。

「な、何を言うんですか!僕が龍一郎さん達をタイムスリップさせたって言うんですかっ?」

『バルトメロイは言ってたよ。仮に時間操作が可能としても、今のこの時代の魔術師達の技術では、理論上に過ぎない。まだまだ長きに亘る研究研鑽があって初めて為せる神秘だ。魔術師としては完成形に位置するバルトメロイですら、時間操作は不可能と』

禿鷲が告げる。

『奴ほどの魔術師がそう語る時間操作を、お前は二度も駆使して、こうして俺達の前に現れている。揺るぎない状況証拠だ』

「……」

「バルトメロイとの戦いの後、禿鷲と話し合っていたんだ。今度お前が俺達の前に現れたら、核心に迫ろうってな」

「……」

「魔術の腕は一端でも、言い訳が下手なのはやっぱガキだな」

もう一度、ルカを睨む龍一郎。

「正直に答えな。テメェが黒幕だな?ルカ」