天神学園の奇妙な案件

拓斗は、ソファに座った。

「龍一郎も座るといい」

「…ああ」

乱れた着衣を正し、座る龍一郎。

「ノエルの言ってる事は分かるね?」

「…ああ」

「何か言い分はあるかい?」

「…いや」

龍一郎は首を横に振った。

「何もねぇ。親父の言ってるのが正しいと思う」

「…そうか」

拓斗は微かに笑みを浮かべる。

…やはり、龍一郎は亡き親友によく似ている。

拓斗は目の前で項垂れる孫を見ながら、改めて思う。