気掛かりだったルナとヴラドの仲違いもようやく解消された。

これで気兼ねなくハロウィンを楽しめるというものだ。

「うわ、何だ蒲公英にルナ、すげぇなお前らのコス」

合流した龍一郎とすずが、蒲公英達の衣装を見て驚く。

「に、兄ちゃんこそ、すず先生に何て格好させてんの!兄ちゃんの趣味か!変態!」

負けじと蒲公英が言い返すが。

「いやいや…」

ニヤニヤ笑う龍一郎。

「首輪付けて、鎖に繋がれたまま言っても説得力ねぇよなあ…や、別に俺は構わんぜ?ティーダなら安心して妹任せられるしな。何処に散歩連れてっても文句はねぇよ」

「「バ、馬鹿じゃないのっ?」」

声を揃えて叫ぶティーダと蒲公英。